お口まわりの疾患は口腔外科におまかせください
口腔外科は、口内とその周辺の外科処置を行う診療メニューです。たとえば身近なものでは、親知らずの抜歯など。その他にはインプラント治療、口腔粘膜・外傷の治療、顎関節症の治療も取り扱っています。くわしくはお気軽にご相談ください。
親知らずとは、中央から数えて8番目にあたる歯のことです。近年、あごが小さいために親知らずが生えてくるスペースが足りず、斜めに生えてきたり、また埋まったままだったりしている傾向があります。そのため親知らずには、以下のような問題が生まれることがあります。
- 痛みや炎症がある
- 歯みがきが十分にできないため、親知らずだけでなく隣り合う歯も虫歯や歯周病になりやすくなってしまう
- 親知らずが隣の歯を押し、歯並びを乱したり、噛み合わせを悪くしたりする
このような問題がある場合には抜歯をおすすめしますが、特にこのような問題がない場合には、親知らずだからといって必ず抜歯をする必要はありません。抜歯の判断は、一人ひとりの親知らずの状態によって異なりますので、お気軽にご相談ください。
歯牙移植とは、奥歯が抜けてしまった場合に親知らずや、歯列から飛び出して機能していない歯などを移植する手術のことです(1~2時間で終わりますが、他の歯を抜歯したその日のうちに移植を行う必要があります)。移植した歯は、2~3ヶ月で定着しますが、歯根膜が完全に機能するまでには1年くらいかかることがほとんどです。
「あごが鳴る」「口が大きく開かない」「あごが痛む」……このような症状がある場合、「顎関節症」の疑いがあります。顎関節症は、生活習慣や癖、ストレスなどが原因となっていることが多いといわれています。
顎関節症の治療には、痛み止めを処方する薬物療法やマウスピースを使用するスプリント療法などがありますが、ご自身で安静を意識するなどのセルフケアも大切です。どのような治療が適しているかは一人ひとりの症状によって異なりますので、一人で痛みをがまんせず、お早めにご来院ください。
親知らずや顎関節症などの問題がある場合には、医師の指示に従い、適切な治療を受ける必要があります。当院では一人ひとりの患者さんに合わせた治療計画をご提案させていただきます。まずは一度、お気軽にご来院ください。